ハル、26歳、福岡市中央区、グラフィックデザイン。アプリでマッチしてから実際に会うまで二週間かかった。普通かもしれないけど、会った場所がLive in MOTOMACHIだったのはちょっと運だった。
マッチしたのは11月
彼のプロフィールは音楽の話ばかりだった。「ポストパンク以降の何かで話せる人」と書いてあった。自分もcar seat headrestとブラック・ミディが好きだから、右スワイプ。
マッチ直後、彼からDM。「プロフにThe Smileって書いてあるの珍しい。好きな曲なに?」ピンポイントで質問してきた。好感度一気に上がった。
一週間チャット、でも会う気配がない
音楽の話だけで一週間過ぎた。お互いプレイリスト交換、ライブ行った話、好きなレーベル。楽しかったけど、会う話が出ない。
自分から「そろそろ会う?」って送るのは気が重かった。向こうから言わないのは、興味がないのかもって思った。
偶然の一致
Live in MOTOMACHIで週末に小さいライブがあって、自分は元々行く予定だった。彼に「今週ここ行くよ」と送ったら、「俺も行く」。
偶然なのか、プロフィール覚えててタイミング合わせたのかは聞かなかった。どっちでも良かった。
当日のライブハウス
午後7時、Live in MOTOMACHI。40人くらい入る狭いハコ。ビール500円、入場料3500円。
彼を見つけたのは、ライブ始まる15分前。肩にバッグかけて、黒いTシャツ、写真と同じ。顔確認できた瞬間、自分の緊張がちょっと下がった。別人じゃなかった。
「はじめまして、ハルです」「あ、ツトムです、よろしく」。五秒の挨拶。
ライブ中は会話ゼロ
ステージ始まったら、話す時間ない。並んで立って、音聴いて、たまに視線交わす。
この時間、良かった。最初のデートで会話を絶やさないように頑張る必要がなくて、音楽が勝手に間を埋めてくれる。緊張する会話時間がなかった。
ライブ後、近くの立ち飲みへ
ライブ終わって、赤坂の立ち飲み屋に流れた。ハイボール一杯500円、焼き鳥二本で1000円。計1500円。
二時間立ち飲み。音楽の話、仕事の話、家族の話、住んでる街の話。立ち飲みは回転早いから、長居する罪悪感がない。いい緊張感。
帰り道
23時、赤坂駅で解散。ハグなし、「また今度」で別れた。二回目の約束はその場でしなかった。
でも家に着いてLINE送ったら、即返信。「今日めっちゃ楽しかった、また行こ」。それで二回目が決まった。
12月、二回目デート
二回目は天神の小さいカレー屋。一人1200円。ライブの時より会話が多かった。お互いの元カノ/元彼の話もちょっと出た。
帰り道で彼が「明日家来る?」って言って、「行かない」って返した。重くなかった、軽い駆け引き。また次に会う理由ができた。
1月、関係が定まる
年末年始で三週間会えなかった。その間LINEが減った。焦ったけど、1月の最初の週末に会ったら普通に戻った。
1月の第二週、彼の家で映画見ながら「これ、付き合ってるでいいよね」って自分から言った。彼が「うん」って即答。イベント少ない宣言。
今、三ヶ月目
- 週末のどっちかは一緒に過ごす。
- 平日はお互いの仕事邪魔しない。
- LINEは一日に二、三回。
- 月一でライブに行く。
福岡は狭いから、街で偶然会うこともある。それが普通になった。
振り返って思うこと
- アプリで出会っても、リアルの場所(ライブハウス)で会うと自然な流れになる。お洒落レストランより強い。
- 一週間チャットするだけで会わないのは不安だったけど、結果的には良かった。お互いの音楽感覚が先にわかってた。
- 告白らしい告白はなかった。でもなくて良かった。
これから読む人へ
アプリで出会う時、共通の小さな場所を目指すといい。ライブハウス、小さい本屋、マーケット。お洒落なデートスポットより、そこでの偶然っぽい会う方が距離が縮まる。
天神ならLive in MOTOMACHI、大名のUTERO、中洲のBEAT STATION。どこも月に何かしらイベントある。