去年の8月、卒業旅行で一週間台北に行った。
永康街のゲストハウスで同じ部屋に日本人の子がもう一人いて、そこから始まった。タダシ、23歳、大阪大学院。東京に帰って三ヶ月経った今、まだ関係が続いてるのはちょっと自分でも驚いてる。
8月、永康街ゲストハウスにて
料金一泊800NTD、2600円くらい。4人部屋。チェックインの夜、共有キッチンで会った。
「日本人?」「あ、そうです、東京から」「俺、大阪」。そこから夜1時まで共有リビングで話した。台湾旅行が何日目か、どこ行ったか、どこおすすめか。
次の日から一緒に行動
予定してなかったのに、朝ごはん一緒に食べた。師大夜市近くの朝食屋さん、豆漿と蛋餅。80NTD、260円。
そのまま二人で市内観光に合流。中正紀念堂、龍山寺、西門町。どれも一人で行くよりずっと楽しかった。
残り四日間、ずっと一緒
旅先のロマンスあるある、時間が圧縮される。一日が一週間の濃度。
- 夜は永康街のLeaflet Cafeでコーヒー。
- 2日目夜は九份まで電車で往復。
- 3日目は淡水で夕日見た。
- 4日目の夜、少しハグした。
旅で作られた関係は現実世界に持ち帰れない、とよく言う。でもその時は信じなかった。
別れの日、桃園空港
お互い帰国便がたまたま同じ日、違う時間。空港までの電車一緒に乗って、ターミナルで別れた。
「東京来たら連絡する」「大阪行く時は教えて」。お決まりのセリフ、普通。
飛行機乗ってる間、正直「これ、続かないやつ」って自分で思ってた。
帰国してから一週間
LINEは毎日あった。でも短い。「今日暑い」「そっち台北恋しい?」みたいな一行。
現実世界で話題が変わる。台北にいる時は周りの全部が話題だったけど、帰ってきたら仕事と学校の話になる。つまらなくなる。
三週間目、危機
LINEが二日空いた。こっちから送るのも気が重い。向こうから来るのも待ってる。
この「両方待つモード」が旅のロマンスの墓場。
彼が東京に来た
9月の終わり、東京の研究発表で2日間来ると連絡来た。「会える?」って軽く。
1日目の夜、渋谷で会った。会って5分で台北の空気が戻った。嬉しかったけど、同時に「この状態、いつ切れるんだろう」って思ってた。
2日目の朝、新幹線で帰った。
10月、ビデオ通話が続く
東京と大阪、新幹線で2時間半。会えない距離じゃない。でも月一が限界。
その間、ビデオ通話を週1で入れた。LINEだけじゃ温度維持できない。声と顔は必要。
11月、月一の往復
こっちが大阪行く、彼が東京来る、を交互にした。交通費一回1万5千円、月3万円。正直大きい。
でもこの3万円を「継続投資」として扱えるかどうかが、旅の恋が続くかの分岐点。
12月、今
- 月に1〜2回会う。
- ビデオ通話は週2まで増えた。
- 来年の春、自分が大阪に引っ越す計画で動いてる。
旅先のロマンスが普通のカップルになるには、「引っ越し」という決断が要る。距離を続けながら関係を保つのは限界がある。
旅で始まる恋を続かせるコツ
- 帰国後48時間以内にちゃんとLINEする。短いのじゃなくて、長めの。
- 一ヶ月以内に再会を予定する。三週間以上空くと切れる。
- 電話かビデオ通話を週1で入れる。テキストだけじゃ関係は薄まる。
- 3〜6ヶ月で距離を縮める決断を考える。ずっと遠距離だと、どっちかが疲弊する。
続かない旅の恋は悪いか
いや、全然悪くない。旅の恋は、旅の中で完結しても価値がある。一週間の経験として。
続かせなきゃ、と思うと逆に疲れる。続けたいから続けるのが健全。
結論
台北で始まった恋、いま三ヶ月続いてる。続くことに驚きながら、日常に溶け込んでる。
読んでる人が今、旅先で始まる関係の中にいるなら、帰ってからの48時間と一ヶ月の動きで続くか決まる。
無理に続かせなくていい。続けたいなら動く。動かないなら、いい思い出として手放す。どっちも正解。